見えない小鳥 13
 終わり。
 予告どおりしょっぱい終わり方です。せっかくのリクなのに使い方を間違えているような気がしますが、ゆくゆくはハッピーエンドだから!告白さえすればくっつくだけの二人なんで、この続きはいちゃいちゃ編の予定です。

 冒頭でも書きましたが、当初はそんなこじらせずに鎖国前にくっついていちゃいちゃにしようかと思ってました。でも開国の際「外に出るくらいなら死にます!」とまで言ってた日さんは、相当出たくない理由があるんだろうなってんで親分との思い出をトラウマにしてしまいました。
 あと葡萄牙さんと眉毛の国との交流はどうなってんだという話ですが、葡さんはともかく、眉毛んとこは派遣されてたのは部下だけでしタ☆という設定にしてます。一応声はかけられたけどやんちゃだった時期なのでそんな辺境まで行くのめんどくせえと断った。400年ぐらい後で死ぬほど後悔するフラグです。

 蛇足かなあと思いつつここまでは描けないので補足なんですが、親分と交流してた頃の日さんは中さんちとも違う異国へ無邪気に憧れてて、素直な気持ちのまま親分に恋心を抱いてました。でもちょっとしたすれ違いとか自分じゃどうにもならない時流とかで失恋(したと思い込んでる)して大人になって、蘭さんとは個人的な感情抜きでビジネスライクな付き合いをしようと決意します。蘭さんもあの通りなのでしばらくは淡々と交易して事務的な接待して〜の日々が過ぎるんだけど、日さんのことなんで200年も一緒にいたらけっこうほだされてはいきます。でも親分のことはずっと心に残ってるんで、蘭さんと踏み込んだ関係にはなりません。
 一方の蘭さんは日さんを妹のように見つつ、それ以上の感情も無いわけでもないんだけど、親分との関係とか互いの気持ちも知ってるんで自分からどうこうはしません。
 開国してからは欧米列強と渡り合っていくために、また女性だからというので起こる無用のトラブルを回避するために(貞操を守ってるの。親分のために)、日さんは男装します。女子だって知ってるのは中さんと(アジア勢も)蘭さん、親分とロマーノぐらいで、日がいろいろ決意してることを理解してるんで誰もわざわざバラそうとは思わない。この場合は枢軸にも眉毛にも隠してると良い。イタちゃんあたりは「え?女の子だって最初っから知ってたよー」と言われそうだけど。独さんは気がつかないだろ。普は察しそうだけど。

 こんなんでしたが西日♀でリクくださってありがとうございます!親分は私の中でなかなかつかめないキャラで(黒くしようかどうしようか迷ってたんですけど)、おかげさまで実際描いてみたら何となく分かってきました。これまでは読み専で満足してたけど西日も楽しいな。
20110831